「焚火カフェ」では、お客さんは何も持たず、僕が道具一式を用意して夕日が沈む1~2時間、焚き火をして過ごします。東京から来るお客さんは、(わんさかではありませんでしたが)少なからずいました。生活のために仕事として焚き火を始めましたが、いつしか僕のライフワークになりました。僕は、すっかり焚き火の虜になったのです。
TAKIBISM(タキビズム)は、焚き火を"より深く楽しむ"ための道具。
火の危険を理解し、その扱いに慣れるほどに、使う人の自由度を高めます。
TAKIBISMを象徴する焚き火台には、私たちの想いが込められています。
「焚き火台なのに、JIKABI(直火)?」と思われるかもしれません。
実はその背景には、私たちの道具観、さらには火と人の歴史を反映させています。
人類が10万年とも100万年とも続けてきた直火の焚き火、浅く土を掘って薪を組む火は、
先人たちに温もりと食を与え、闇を照らしてきました。
そんな原初の火を、現代の道具によって、TAKIBISMとして再現したかったのです。
TAKIBISMでの焚き火を重ね、原初の火の恩恵に触れるほどに、その火の輝きは増すのです。
TAKIBISMの道具の多くは、鉄でつくられています。
鉄は、石の中から生まれ、人間の身体に不可欠であり、宇宙や地球をかたちづくります。
そして人間は、鉄と火でつくられる道具によって文明を築き上げてきました。
鉄は、自然に還る物質でもあり、つくる人も使う人も最後まで責任を負える素材。
回収され、再び鉄製品として甦らせることも難しくありません。
それは、私たちが理想だと信じられる素材でもあります。
香川の鉄工所の何人もの職人の手により、鉄は叩かれ、つながれ、ひとつの道具になります。
それらの工程は、道具が生まれる原風景とも言えます。
大量生産にはない魅力のひとつは、全く同じものが存在しないこと。
愛着をもって使い込むほどに、さらに道具の個性が育まれます。
あなただけのTAKIBISMの道具を、長く慈しんでいただけます。
焚き火を"より深く楽しむ"ための道具は、「便利」を目指していません。
愛着をもって道具を使いこなす経験は、道具を使う人の創意工夫を引き出します。
TAKIBISMの道具を通じて、自然への理解すらも深まるのです。
だから、あなたが手にする焚き火道具は、最初からTAKIBISMである必要はありません。
TAKIBISMは、火を焚く責任を負えるひとに使っていただきたい道具。
それは、私たちが本質的な"自由"を感じられる道具でもあります。
BREATH TO FIREと名付けた中空の棒は、火を焚きつけ、炎を司る道具です。
腹の底から吐いた息は、ピンポイントでくすぶった火を再燃させ、活性を与えます。
私たちTAKIBISMが最初に扱った焚き火道具は、今に至るストーリーを暗示しています。
最初に火吹きあり。
それは、火と人の接点となるTAKIBISMの原点となる道具でもあります。
人と道具は、互いの足りない部分を補い合う関係が理想なのだと考えます。
道具に人が寄り添い、その道具が人に応える。
互いの不完全さは、人と道具を、より確かで、より深い関係に変えていきます。
火の本質を理解し、その扱いに慣れるほどに、
TAKIBISMは、あなたの道具として"深化"していくでしょう。
〈TAKIBISM〉ディレクター、アウトドアライフアドバイザー。1963年香川県生まれ。
鎌倉(神奈川)を拠点に、アウトドアと焚火の本質を追い求める求道者として、地域防災とアウトドアを絡めた提案を行うなど、幅広く活動している。2013年に共通の知人を介して、鉄作家である槙塚鉄工所の槇塚登と出会い、ともに焚火道具を手掛ける〈TAKIBISM〉を2018年にスタートする。
鉄作家。1972 年香川県生まれ。高松工芸高校を卒業し、映像制作会社を経てフリーに。
その後、実家の槙塚鉄工所に勤務するも、それまでの公共事業の発注が激減し、兄とふたりで事業再建に取り組む。暗中模索のなかで、独自のアイアンアートを生み出し、建築家やフードコーディネーターなどとのコラボ作品も続々と展開。2013 年に共通の知人を介して寒川一と出会い、ともに焚火道具を手掛ける〈TAKIBISM 〉 を2018 年にスタートする。
40 歳を機に、それまで東京でやっていた輸入業の仕事を辞めました。文字通り無職となって、三浦半島(神奈川)の秋谷海岸に中古の家を手に入れ、中学1年と小5 の子どもと妻とで引っ越しました。今から20年ほど前のことです。
その時は、あまり計画も立てずに家の1階を改築しました。自分の人生で揺るぎなく好きなアウトドアの店を開くためです。でも、店の前を通るのは1日にせいぜい5人ほど、しかも漁師さんばかり……。振り返るまでもなく、メチャクチャなことをしていたんだと思います。
その店では、三浦半島の自然を活かしたカヤックや沢歩きなどのツアーだけでなく、三浦半島でしか出来ないことをいろいろ考えました。「焚火カフェ」もそのひとつです。
火を思う存分に焚けたら、東京からわんさか人が集まると信じていました。
2005年のことです。
「焚火カフェ」では、お客さんは何も持たず、僕が道具一式を用意して夕日が沈む1~2時間、焚き火をして過ごします。東京から来るお客さんは、(わんさかではありませんでしたが)少なからずいました。生活のために仕事として焚き火を始めましたが、いつしか僕のライフワークになりました。僕は、すっかり焚き火の虜になったのです。
それから20年。正確な数はカウントしていませんが、おそらく数千回、延べ数万人と焚き火をともにしてきました。この時々の積み重ねが、今の自分の血肉となっています。
鉄を自在に扱う槇塚登氏との出会いも、ある意味で必然でした。自分の中に大きく膨らむ焚き火への想いを、道具としてアウトプットできる最良のパートナーに、そんなタイミン グで出会ったからです。TAKIBISM を立ち上げ、アイデア(道具)を生み出すほどに、心の奥底にある焚き火の芯(真)を求める気持ちが強まりました。
それは「便利」な道具への進化ではなく、火の本質への"深化"です。
僕はTAKIBISM(タキビズム)を通じて、火の本質について考え、五感で感じ、さらに言えば"感じていない"ことも含め掘り下げるようになりました。
僕たちが燃やした木は、一体どこに行くのでしょう。目に見えない粒子として空気中を漂い、それが何十年、何百年という単位で巡り、再び木になっているかもしれません。焚き火は、目に見えている部分は1割にも満たなくて、そのほとんどは見えてないんじゃないか……。
なぜなら、遠赤外線や熱だけでなく、二酸化炭素や窒素も可視化できないから。でも、人はそれらを察知することはできる。火にはきっと、まだ見えてもいないし、感じることすらできていないことが、たくさんあるのだと思います。
だから僕はTAKIBISM を続けていられるのだと思います。20 年前にはまったく見えなかったことが、今少しずつ見えてきたように、TAKIBISM を続けることで、さらに見えて、感じられると思っています。
燃やすものと、燃やされるものと。僕は、燃やす側だけでなく、燃やされる側にも想いを寄せます。燃やされる木は、どんな一生を過ごしたのでしょう。小さな芽吹きから、風雪に耐えて成長し、枯れ木となって地に落ち、川に流され、波に洗われ、流木になり……。
たまたま流れ着いた海辺で、僕に拾われ、焚き火にくべられる。人が暖をとり、コーヒーを淹れる反対側にある木の一生、それにまつわる自然も見つめてみたいのです。
僕は、焚き火を通じて人の役割を問い直したいと考えています。木を燃やして灰にすることは、単なる消費ではなく、灰を地に還して再び緑を育てる"循環"を手伝う役割を担っています。人が火吹き棒で息を吹き込むことで、木は灰になるまで燃え、その灰は"低くて、丸い"焚き火台を用いることで風に載って地に還ります。TAKIBISMは、"循環を促す焚き火"なのです。
火に寄り添い、火を理解する。それが足りなければ事故にも繋がる。
便利さを追求するがあまりに、自分たちの行く先を見失ってしまったように感じる現代。火にはきっと、僕たちや世界を取り巻くたくさんの課題を解決するヒントがあるはずです。
TAKIBISM は、火や人間を見つめ直し、本来のあるべき姿に気づかせてくれます。そしてTAKIBISM は、未来の焚き火の世界へと僕たちを導く、小さなかがり火のような存在でありたいとも僕は想っているのです。
私の工房は、オリーブの木々に囲まれた山の奥にあります。この工房で、私は誰にも邪魔されずに鉄を叩きます。コークスを熱し、炎に感謝して作業する。私にとって神聖な場所。工房では焚き火もします。だからなのか、焚き火を囲みコーヒーを飲んでいると、新たなアイデアが浮かびます。
扱う鉄は、軟鋼やステンレスです。軟鋼は、分子の構造がシンプルで加工しやすいので、家具や什器、生活用品全般をつくります。つくるものの用途によって、ステンレス(鉄にクロムなどを加えた合金鋼)も扱います。
モノづくりには、ワクワク感が不可欠です。図面を渡されて"これをつくって"では、手が動きません。
そういう意味でTAKIBISM(タキビズム)は、私にとってワクワクできるモノづくりを、作業をともにする仲間と共有できるブランドです。
TAKIBISM は、私が寒川さんのところで最初に焚き火をした、あの新鮮な気持ちを保ち続けるための道具です。炎を中心に団らんができ、パンを焼き、コーヒーを淹れ、みんなで"おいしいね"って食を介して火を囲む……。当時の私にとって、カルチャーショックでした。
寒川さんと過ごした胴網海岸(神奈川・三浦)での焚き火は、いつの間にか忘れていた楽しみを思い出させてくれると同時に、私の焚き火の概念を塗り替えました。
しかも、TAKIBISM が始まる前から、寒川さんが使っていた焚き火の道具は、純粋にカッコ
よかったんです。
この体験を機に、焚き火にのめり込みました。自分で、焚き火台やコーヒーロースターをつ
くってワクワクしました。私はものづくりの人間なので、欲しいものは自分でつくりたいですから。そんな気持ちを、TAKIBISMを通じて保っていたいと願っています。
寒川さんとのものつくりは、正直、凄く手間がかかります。
でも、やりとりそのものが、とても楽しい。
TAKIBISM は、サイズ感や扱いやすさ、形状など、どれもオリジナルなものばかり。時代に流されることなく、本質を突き詰める、
それがTAKIBISMだと思っています。
焚き火のルーツは、地面に穴を掘って火を焚く"直火"です。原点をしっかり捉えてカタチにするアイデアは、寒川さんの経験に裏打ちされた"深み"から生まれています。これからのTAKIBISMは、こうした世界観を拡げていくことだと考えています。
寒川さんのアイデアと槙塚鉄工所の技術でつくれる限りの焚き火道具は、(少なくとも今現在では)出揃ったと思っています。もちろん、TAKIBISMの製品は、毎年少量でも、長く生み出し続けていきたいと考えています。
いつか私たちがこの世を去っても、TAKIBISM の精神と技術を職人たちが継承し、世代を超えた人々がTAKIBISM について語り継ぎ、愛用し続けてもらえる。これからもTAKIBISM を通じて、ものづくりの普遍性を追い求めたいと願っています。
高松市立塩江美術館(香川)で開催された槇塚 登の個展に、東日本大震災を機に神奈川県から家族で"疎開"してきた寒川 一が訪れる。その後、共通の知人の仲介で、2 人が出会う。
「三崎開港祭」(神奈川)で行われた、寒川プロデュースの「三崎マーケット」に、槇塚が灯台をモチーフにした鉄製ブローチを出品。以降、親交が深まる。
槇塚が三浦半島(神奈川)の寒川のもとを訪問。槇塚は、焚き火のもてなしに触れ、寒川の焚き火に向き合う姿勢や道具にカルチャーショックを受ける。帰宅後、槇塚は自分なりのアレンジを加えた焚き火用具を作り始め、オリジナルの火吹き棒を寒川に贈る。
寒川は、自身のスウェーデン出張に合わせ、槇塚の火吹き棒を分割できる仕様にすることを提案。スウェ—デンのクライアントは、寒川が持参した火吹き棒と市販の焚き火台に感銘。翌年のスウェーデン出張にも、寒川は槇塚の火吹き棒を持参して現地の人たちに贈る。
阪急うめだ店(大阪)で開催された「北欧フェア」のイベント会場で、分割可能な火吹き棒「BREATH TO FIRE」のスウェーデンでの販売が決定(10本限定)。
大阪の「アンプラージュインターナショナル(UPI)」から、「BREATH TO FIRE」がTAKIBISMブランドとして日本国内向けに発売開始。当初は海外マーケットを意識したTAKIBIの名称も挙がったが、"哲学"や"流儀"を意味する"イズム"、さらに寒川と槇塚のイニシャルである"S"と"M"を抱合させたTAKIBISM(タキビズム)に決まる。
それまで槇塚が製造していた、フライパンと鉄皿の機能を兼ね備えた「フライパンディッシュ」をアウトドア仕様にし、同製品を「BREATH TO FIRE」と組み合わせて使えるディッシュジョイントとともにTAKIBISMブランドとして発売。
オリジナル焚き火台 JIKABI のプロトタイプの製作開始。
コンセプトは、焚き火の原点である"直火"を再現する"低くて丸い"。
槇塚は、製品化のための試行錯誤を繰り返す。
TAKIBISMを代表する焚き火台 JIKABI 発売。手仕事で叩く鍛造の炉皿、軽量ながら堅牢なフレームで、脚の取り外しも可能(当初はLとSサイズのみ。Mサイズは2021年春より発売開始)。
フライパンディッシュをそれまでの鍛造から、金型プレス+焼き入れの仕様に変更し、耐久性や品質はそのまま生産規模の拡大に成功。TAKIBISMのラインナップにグローブなどのアクセサリー類も加わる。
鉄鋺シリーズ「YASHIMA」「HANZAN」、「ディッシュハンドル」のアタッチメントのバリエーションを発売。
鉄製の中華鍋、鉄鋺シリーズの付属品を発売。
宮城県石巻市の企業との合同プロジェクトTAKIBISM x ISHINOMAKIがスタート。
三和工業よりTAKIBISM JIKABI M ISHINOMAKIと五徳を発売。
「ジュウジュウフライパン」、「マルチロングペグ」。TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクト第二弾として、「JIKABI STONE TWIN ISHINOMAKI」と「JIKABI STONE QUEST ISHINOMAKI」、「GOTOKU EXPAND ISHINOMAKI」を発売。
クライミング用のピトンをオマージュした「アイアンリーフスプーン」
と「同フォーク」、コーヒー豆焙煎用「ロースター」を発売。
TAKIBISMの原点ともいえる⽕吹き棒「BREATH TO FIRE」。焚き火を愛し、火と真摯に向き合う者のために生まれた、TAKIBISMブランド初の製品です。
製造は香川県高松市の槙塚鉄工所。鉄職⼈・槇塚登が、焚き火の達⼈、寒川⼀の焚き火に対する姿勢にカルチャーショックを受け、敬意を込めて⼀本の火吹き棒を贈ったことがすべての始まりでした。
その原型をもとに、両者が試⾏錯誤を重ね、実用性と造形美を兼ね備えた⼀本へと進化。最初の購⼊者はなんと日本ではなくスウェーデンの焚き火愛好家。以来、国境を越えて支持される逸品となりました。
完全ハンドメイドで仕上げられ、火吹き棒としてはもちろん、火掻き棒としての機能も備えています。また、棒部分は中央で分割でき、ハンドル側の突起に先端を美しく収納可能。コンパクトに持ち運べ、道具としての完成度をさらに高めています。焚き火の原点に立ち返るような⼀本です。
TAKIBISMブランド初となる焚火台「TAKIBISM REAL FIRESTAND JIKABI L」。
香川県高松市の槙塚鉄工所にて、鉄職人・槇塚 登が⼀枚の鉄板から手打ちで仕上げた炉皿を中⼼に、火と向き合うための理想形を追い求めて完成した⼀台です。焚き火を知り尽くした寒川⼀が構想を重ね、幾度も形状を見直し、その試行錯誤に槙塚鉄工所が全力で応え続け、数々の試作を経て誕生しました。
低く構えた独自の円形フォルムは、複数人が囲んで火を楽しめる設計。
高さわずか8cmの低床設計により足元からじんわりと伝わる輻射熱は、焚き火本来の心地よさを呼び覚まします。⼆次燃焼などの人工的な仕掛けに頼らず、ただ火と向き合う。その本質に立ち返った焚き火台です。
他のどの製品にも似ていない唯⼀無⼆の存在感。芝生やデリケートな地面での使用には注意が必要など、焚き火と環境を正しく理解する"本当の意味での大人"にこそ使っていただきたい逸品です。
焼き立てのハンバーグやステーキをジュウッという音ごと食卓へ運べる鉄製ディッシュです。ディッシュハンドルを装着すればサーブがさらに快適、ハンドルを外せば取り皿としても活躍します。持ち手のないフラット構造は複数枚を重ねても嵩張らず、キャンプ収納もキッチンの棚もすっきり保ちます。IHを含むあらゆる熱源に対応し、屋内外を問わず使える万能性が魅力。
槙塚鉄工所の職人が⼀枚⼀枚鍛造で仕上げ、使い込むほど深まる黒艶と香ばしい焼き跡があなただけの表情を刻みます。
TAKIBISM の焚火台と組み合わせれば料理の幅は無限大に広がります。アウトドアで星空の下、炎を映す艶やかな姿は特別な一皿を演出し、キッチンではコンロからオーブンまでマルチに対応。厚み約3mmの黒皮鋼板を高温焼き入れ後に油焼きしているため熱伝導と蓄熱性に優れ、肉汁を閉じ込めジューシーに仕上げます。
シーズニング済みで届いたその日からすぐに使用可能。湯洗いと油ひきだけの簡単メンテナンスで末永くご愛用いただけます。キャンプギアとしても家族の定番食器としても、あなたの食卓に長く寄り添う⼀枚です。
香川県高松市の槙塚鉄工所にて、職人が一枚の鉄板から叩き上げ、直火に耐える堅牢さと美しい存在感をあわせ持つ道具として完成しました。注ぎ口の角度から取っ手の位置に至るまで、炎の中で最も使いやすい形を追求。取手同士がばらけないように小型磁石が付属するなど、細部に至るまで実用性が考え抜かれています。
シンプルで無駄のないフォルムは、直火にかけるほどに鉄肌は深みを増し、使う人の時間を刻むかのように育っていきます。人工的なコーティングや仕掛けに頼らず、鉄そのものの質感と機能を活かす設計は、火と道具の本質を大切にするTAKIBISMの思想を体現しています。
「fettle」という名称は、鉄の元素記号である「Fe」と「kettle」の組み合わせに由来し、火と鉄、そして人の暮らしをつなぐ象徴的な存在として名付けられました。容量は約1000mlで、数人分の飲み物を淹れるのに十分なサイズ感。使い込むほどに風合いが増し、手入れを重ねることで唯一の相棒へと育っていきます。自然の中で火と向き合い、道具とともに時間を積み重ねる“本当の意味での大人”にこそふさわしい一品です。
直火での使用を前提に設計された鉄製の調理道具です。一枚鉄板から成形され、焚き火やコンロの炎にしっかりと応える耐久性を備えています。サイズは持ち運びしやすく、ソロから2人分程度の料理に最適。キャンプはもちろん、日常のキッチンでも軽快に扱える万能鍋です。
鍋の縁には吊り下げフックを溶接しており、そのまま掛けて乾燥・収納できる実用的な仕様となっています。屋外での調理から保管まで、道具としての使い勝手を高めています。持ち手にはブラックウォルナットを採用。深みのある色合いと滑らかな質感が、鉄の無骨さにあたたかみを添え、手にしたときの心地よさを演出します。
炒め物はもちろん、焼き物や少量の煮込みまで幅広く対応。鉄ならではの熱伝導の良さで、食材を香ばしく仕上げることができます。使い込むほどに油がなじみ、表情を変えていくのも魅力。アウトドアの時間をより豊かにし、家庭の食卓にも馴染む、実直で美しい中華鍋です。
シェラカップ「鉄腕シリーズ」は、香川の風土に根ざした二つの名を冠しています。大容量500mlのYASHIMAは、高松市に広がる屋島に由来し、その麓にはTAKIBISM製品を生み出す槙塚鉄工所が存在します。一方、350mlのHANZANは、寒川一氏の生まれ故郷であり、「讃岐富士」と呼ばれる飯野山を抱く丸亀市飯山地区に由来。どちらも讃岐の地と焚火文化をつなぐ象徴的な存在です。
素材には肉厚の鉄を使用。ラフに扱ってもへこみや破損の心配がなく、直火にそのままかけられる強さを備えています。鉄ならではの熱伝導と保温性により、火にかければ素早く温まり、火から下ろしても飲み物や料理を温かく保ち続けます。コーヒーを淹れる、スープを温める、少量の調理を楽しむなど、多彩なシーンで頼れる相棒となるでしょう。
500mlのYASHIMAはたっぷりとした容量で食事や飲み物に幅広く対応し、350mlのHANZANは手軽に扱いやすいサイズ感が魅力。二つを組み合わせることで、用途に応じた使い分けが可能になります。シンプルながら力強い存在感を放つ「鉄腕セット」は、アウトドアでも日常でも、火と共にある時間をより豊かにしてくれる道具です。
鉄職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた手作りの逸品です。厚みのある鉄を用いているため、直火の焚き火からガスコンロまで幅広い熱源に対応。焙煎の加減を調整しながら、コーヒーの生豆を自分好みに仕上げることができます。パチパチと音を立てて豆が色づく過程を目で楽しみ、香りを感じながら仕上げる時間は、まさに特別なひとときです。
用途はコーヒーだけにとどまりません。ポップコーンやナッツを香ばしく煎ったり、茶葉を軽く焙じて香りを立たせたりと、日常の食材をより豊かに楽しむ道具として活躍します。鉄ならではの優れた熱伝導で食材を均一に焙煎し、使い込むほどに風合いが育っていきます。
持ち手には、深みのある色合いと滑らかな手触りが特徴のブラックウォルナット材を採用。手に馴染みやすく、長時間の作業でも扱いやすい仕様です。また、収納に便利な丸カンを備えており、使用後はフックに掛けて乾燥・保管が可能。実用性とデザイン性を兼ね備えています。
さらに、錆止めとして油焼きによるシーズニングを施しており、届いたその日から安心してご使用いただけます。キャンプでのひとときを特別な体験へと変え、日常の台所にも新しい楽しみをもたらすTAKIBISMのロースター。火を扱う歓びを知る人にこそ手に取っていただきたい一品です。
TAKIBISMは、東日本大震災を機に故郷へ戻った寒川氏と槇塚氏の出会いから始まりました。焚き火を通じて「火を愛でる文化」を未来へつなぐものづくりは、震災で甚大な被害を受けた石巻市の企業との協働へと発展します。精密加工を得意とする石巻市の三和工業は熟練の技術者と最新鋭の設備を備え、本体フレームと槙塚鉄工所の手打ちによる炉皿と重なり合い、唯一無二の焚火台を形づくります。
この出会いは偶然ではなく、まるで運命に導かれた必然。寒川氏、槙塚鉄工所、三和工業が一体となって進める「TAKIBISM × ISHINOMAKI」プロジェクトは、道具を超え、人と人、地域と地域をつなぐ新たな火の文化を創造しています。プロジェクトのロゴマークには石巻の豊かな海の象徴「金華鯖」が描かれ、地域の誇りと火を囲む喜びが重ねられています。
ラインナップには、直火の原点を体感できる「JIKABI M ISHINOMAKI」、古代人の知恵である“石を組む”という文化を現代に甦らせた「STONE QUEST ISHINOMAKI」、大小二つの炎を同時に楽しむことができる「TWIN ISHINOMAKI」、そしてそれらの焚火台の可能性を広げる五徳シリーズなどが並びます。すべての商品にTAKIBISMの魂が宿っています。
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクト STONE QUEST / TWIN 特設ページ
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクト JIKABI M 特設ページ
寒川一のひとりごと